災害でも活躍!栄養満点、オートミール

目次

はじめに

近年日本では、さまざまな災害が起きており、皆さんの災害への意識が高くなってきていると感じています。

それは、食料品においてもスーパーから水やお米がなくなったり、カップヌードルやレトルト食品の品薄を多く見かけるようになりました。

先日、災害時こそプロテインと言うブログを更新しました。それに続き今回はオートミールにフォーカスして解説していきます。

オートミールは、ここ最近、ダイエット食として多くの記事やインフルエンサーによって耳にすることが多くなったと思います。

なぜ身体にいいと言われるのか、どのように災害では役立つのかを解説します。

オートミールとは?

オートミールとは、「燕麦(エンバク)」や「オーツ麦」と呼ばれる穀物を食べやすく加工した食品のこと。
燕麦の英語名「oat(オート)」と、食事を意味する「meal(ミール)」から名付けられました。
グラノーラやコーンフレークなどと同様に、穀類を原料にした加工食品「シリアル」の仲間です。

オートミールの種類

ひとくちにオートミールといっても、加工工程の違いによってさまざまな種類があります。


日本でよく販売されているのは、次の3種類。
種類によって調理方法や食べ方が異なるので、購入の際はよく確認するようにしましょう。


ロールドオーツ:もみ殻を取り除いた燕麦を蒸してからローラーでプレスしたもの
クイックオーツ:ロールドオーツをさらに細かく砕いたもの
インスタントオーツ:ロールドオーツに水を加えて加熱し、再び乾燥させたもの

オートミールの栄養と効果

オートミールは、植物性たんぱく質が精白米の約2倍で、日本人に不足しがちなカルシウムや鉄分といったミネラルも多く含まれています。


また、ビタミンB1や、抗酸化作用のあるビタミンEなどのビタミンも豊富です。なかでも食物繊維は精白米の約20倍、玄米の約3.5倍もの量が含まれています。


オートミールの食物繊維の特徴は、水溶性と不溶性の両方の食物繊維をバランスよく含み、効果的に体に作用することです。水溶性食物繊維に含まれるβグルカンは血液中のコレステロールを排出させる働きなどがあり、不溶性食物繊維は整腸作用に優れています。

また、糖質も白米や玄米に比べ格段に低くなっています。

災害時に活躍⁉︎

まず常温で長期保存が可能です。賞味期限は約1年で、開封後も数か月は食べられます(ただし湿気を嫌うのでカビの発生や虫の混入を防ぐため、保存の際は必ず密閉してください)。


また、基本的には加熱不要でそのまま食べられます(後述の「スティールカットオーツ」を除く)。よりおいしく食べるには調理したほうがよいですが、調理する際も時間や手間はあまりかかりません。
こういった点から、オートミールは防災食としてもおすすめです。

オートミールのみではタンパク質が足りないため、プロテインと合わせて取ると災害時でもバランスの良い食事、さらに身体にも良いと一石二鳥です。

まとめ

オートミールは保存期間も長く、栄養価も高いため普段使いはもちろん、災害時には最高の炭水化物と言えるでしょう。

ここにタンパク質のプロテインを加えるとバランスの良い食事ができます。

しかし、災害用に備えていざ災害時に食べようとして、食べてみたら自分には合わなかった!なんてことがないように購入したら調理方法の確認と合わせて味の確認もしてみてください。

目次