ピラティスとヨガの違い!どっちがいいの?
はじめに

最近では、ピラティスの知名度も高くなり、スタジオも至る所にできて身近になりつつあります。
「ピラティスとヨガの違いって何?」って聞かれて答えられますか?
多くの方は何となく分かっているようで分かっていない方が多いと思います。
今回はその違いと、結局ピラティスとヨガどちらがいいのかを解説していきます。
ピラティスとヨガ
・ピラティスとは
ピラティスは、体幹(コア)を中心に全身の筋肉をバランスよく鍛え、姿勢や柔軟性、バランス感覚を向上させるエクササイズメソッドです。また姿勢改善や筋力アップ、柔軟性向上など、さまざまな健康効果が期待できるトレーニング方法です。
またピラティスとは主にヨガマットの上でエクササイズを行うマットピラティスと、マシンを使ったマシンピラティスが主流となります。
・ピラティス(マットピラティス)とは
マットピラティスは床に敷いたマットの上で行うエクササイズで、自分の体重を使いながら体幹を中心とした筋肉を強化していきます。特別な器具を使わないため、比較的始めやすく、自宅でも取り組みやすいのが特徴です。
・マシンピラティスとは リフォーマーと呼ばれる専用の器具を使用して行うピラティスの種類のひとつです。特にコアマッスルの強化や姿勢の改善に効果的です。
・ヨガとは
ヨガは、古代インドに起源を持つ心身の修練法で、カラダのポーズ(アーサナ)、呼吸法(プラーナーヤーマ)、瞑想(メディテーション)を組み合わせて行います。ヨガはポーズを取るだけに思われがちですが、ヨガはポーズだけのことを指しているのではなく、ヨガは心とカラダを調和させることが目的とも言われています。
ヨガはヨガのポーズは、筋肉の柔軟性を高め、筋力を強化するほか、心とカラダの成長や、集中力アップも期待できます。
・ヨガとは
ヨガは床に敷いたマットの上でポーズ(アーサナ)、呼吸法(プラーナーヤーマ)を行い、心とカラダを整えています。ヨガをはじめる最初や最後に瞑想(メディテーション)を行うこともあります。またポーズと呼吸法を繰り返し行うことで、今に集中することから、ヨガを行う時間は常に瞑想状態とも言えます。
ピラティスとヨガの違い

ピラティスとヨガは、どちらも心とカラダの健康を促進するエクササイズになりますが、それぞれ異なる特徴とメリット、デメリットがあります。
【1】起源と歴史
ピラティス:
20世紀初頭にジョセフ・ピラティスによって考案されました。リハビリテーションや体幹の強化を目的としています。
ヨガ:
約5000年前にインドで始まりました。心身の調和と精神的な成長を目的としています。
【2】目的
ピラティス:
全身の筋力強化、ボディメイク、柔軟性の向上、姿勢の改善、心とカラダの調和を図ることです。また、ピラティスの開発者(ジョセフ・ハベルタス・ピラティス氏)が、負傷兵のリハビリテーションのために開発したことから、怪我やの予防や、リハビリにも効果的です。
ヨガ:
心とカラダの調和を図り、内なる平和と健康を促進することです。カラダを整えることはもちろん、呼吸に意識を向けることによりリラクゼーション効果が高いことでストレス軽減、精神的な成長も期待ができます。
【3】エクササイズの内容
ピラティス:
マットや専用器具を使い、特定の筋肉群をターゲットにしたエクササイズが多いです。動作はコントロールされ、正確さが求められます。
ヨガ: ポーズ(アーサナ)、呼吸法(プラーナーヤーマ)、瞑想(メディテーション)を組み合わせ、全身のバランスを整えます。動作はさまざまなポーズを組み合わせて順番や流れを構成したもの(シークエンス)を行います。ポーズの順番にも意味があり、続けて行うことで効果が高まるように構成されています。
【4】呼吸法
ピラティス:
胸式ラテラル呼吸を用いてエクササイズを行います。肋骨を前横後ろ、全方向に広げて呼吸をするため、酸素の吸収率が上がり、頭もカラダもスッキリし集中力が上がるとされています。
ヨガ:
腹式呼吸を用いるのが特徴で、深くゆっくりとした呼吸を行うことでリラックス効果が期待できます。
ピラティスとヨガのメリット、デメリット
ピラティスのメリット
【1】コアの強化: 腹筋や背筋などのコアマッスルを効果的に鍛えられます。
【2】姿勢の改善: 正しい姿勢を保つことで、腰痛や肩こりの予防に役立ちます。
【3】リハビリにも最適: 怪我の予防やリハビリテーションにも効果的です。
【4】柔軟性の向上: 筋肉の柔軟性を高め、動きやすいカラダを作ります。
ピラティスのデメリット
【1】器具の必要性: マットピラティスの場合は、ヨガマットがあればできますが、リフォーマーピラティス(マシンピラティス)を行う場合は、専用の器具が必要で、専用スタジオで行う必要があります。
【2】集中力の要求: 正確な動作が求められるため、集中力が必要です。
ヨガのメリット
【1】柔軟性の向上:日々の練習で関節や筋肉が柔らかくなります。
【2】筋力アップ、痛みの緩和:特に体幹が強化され、姿勢が改善します。腰痛や肩こりなどに効果的。
【3】ストレス軽減、心の安定:呼吸法や瞑想でリラックス効果を得られます。また心の乱れが落ち着き、穏やかになります。
【4】集中力の向上:ポーズ(アーサナ)を繰り返し行い、心とカラダを整えることで、仕事や勉強に集中しやすくなります。
【5】免疫力の向上、代謝の改善:血流やリンパの流れが改善されカラダのめぐりがよくなり、代謝がアップします。
ヨガのデメリット
【1】ポーズの難易度:
逆転のポーズや、筋力や柔軟性が必要な一部のポーズは初心者には難しく、無理をすると怪我のリスクがあります。難易度の高いポーズを取るためには練習が必要になります。
ピラティスかヨガか?どちらを選ぶかは、個々の目的や好みによります。ピラティスにもヨガにも興味がある場合は、両方を試してみて、自分に合った方法を見つけてくださいね!
ピラティスとヨガこんな方におすすめ
ヨガは呼吸と共に筋肉のストレッチを高めながら行うのが特徴なため、心とカラダの疲労回復やリフレッシュを求めている方におススメです。ピラティスは機能的にカラダを動かすため、姿勢改善や体幹を鍛えるのに効果的です。期待する効果や目的別に、選択するのをおススメします。
・ピラティスはこんな方におススメ
ピラティスは、呼吸とともに鍛えたい部位を整える事ができるため、ピラティスは以下のような方におススメです。
■姿勢を改善したい
■ボディメイクをしたい
■コアマッスルやインナーマッスルを鍛えたい
■運動初心者の方
■リハビリとしてカラダを動かしたい
■全身のバランスを整えたい
・ヨガはこんな方におススメ
ヨガは、心とカラダの調和や健康と総合的に改善することから、ヨガは以下のような方におススメです。
■ストレスを軽減したい方
■全身のバランスを整え柔軟性を向上させてたい方
■筋力を強化したい方
■集中力を高めたい方
■精神的な成長を求める方
■運動初心者の方
結局どちらがおすすめなのか

ピラティスかヨガか、どっちがよいか?結論、ヨガもピラティスも心とカラダを整え、健康を促進するには両方とも適しています。
皆さんのニーズや目的に応じて選ぶのが一番効果を実感できます。